10月12日〜14日に富士スピードウェイで開催されるWEC世界耐久選手権第7戦・富士6時間耐久レースに急遽参戦することが決まった佐藤琢磨は、日本のファンの前で再びレースをするのが待ちきれないと語った。

「OAKレーシングとレースに参戦できることをとても楽しみにするとともに、闘志を燃やしています」と初のスポーツカーレースに挑む琢磨はコメントを残した。

「僕はこれまでシングルシーターのレースだけに出場しており、LMP1のフィーリングはそれとは異なったものですが、その第一印象はとてもよく、この新しい経験にスリルを覚えています。日本でもレースに出場していたセブ(・フィリップ)のことはよく知っています。彼と再び一緒にレースができることを嬉しく思うと同時に、チームとの信頼関係を築くうえでも大切な役割を果たしてくれています」

 琢磨は、すでに27日からフランスに渡り、マニクールでOAKペスカローロ・HPDをテスト。初のLMP1のフィーリングを味わった。

「木曜日はOAK-HPD LMP1をシェイクダウンしただけでしたが、すべて計画どおりに運びました。新しいエンジンを搭載するとともに、評価のために空力パッケージをアップデートしており、金曜日と10月10日に富士で行われるテストではたくさんの作業を行う予定です」

「レースまでに学ばなければいけないことがたくさん残されていますが、日本の熱心なファンが待つレースに参戦する週末がやってくることを楽しみにしています。チームにもたくさんの声援が送られるはずなので、日本の皆さんの前で再びレースができることを待ちきれない思いでいます」

 一方、過去にスーパーGTで活躍、現在はヨーロッパに戻り、OAKレーシングのマネージャーを務めているセバスチャン・フィリップは、期待を込めて次のように語っている。

「アジアのレースで琢磨がチームに加わってくれることを嬉しく思います。僕たちが初めて出会ったのは2000年のことで、当時はふたりともホンダからF3レースに参戦していました。彼がいかに速いドライバーで、才能に恵まれているかは、そのとき直に確認しています。しかも、彼は本当にナイスガイなので、チームと僕たちのLMP1プログラムに大きく貢献してくれると信じています」

「シェイクダウンテストは、いまのところすべて順調です。HPDエンジンをシャシーに適合させるため、デザイン・チームはハードワークをこなしています。富士で好成績を収められることをいまから楽しみにしています」

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