ル・マン24時間耐久レースを運営するACOフランス西部自動車クラブは11日、15時からスタートしたフリープラクティスの最中に大クラッシュを喫した1号車アウディR18 e-トロン・クワトロのドライバー、ロイック・デュバルの状態について声明を発表した。

 今季7台のLMP1-H車両が参戦し盛り上がりをみせているル・マン24時間。その最初の走行セッションとなる水曜日15時からのフリープラクティスでは、走行開始からワークスのLMP1勢が異次元のスピードをみせつけていたが、開始から1時間5分というところで、身の毛もよだつような大きなクラッシュが発生した。

 高速でコーナリングが行われるポルシェカーブで、デュバルがドライブしていた1号車アウディが、ハイスピードでコンクリートウォールにヒット。キャッチフェンスに激突した後着地した1号車は、リヤエンドを中心にバラバラの状態に。コクピットのルーフ部分も損傷を受けているという情報もあり、デブリが周囲に散乱していた。

 セッションはただちに赤旗中断となったが、サーキット中がその容態を案じたデュバルは幸い意識があり、会話ができる状態。ただ足の痛みを訴えメディカルセンターに運ばれた後、ル・マン市内の病院に搬送され、検査を受けている。

 このクラッシュに関し、ACOはただちに声明を発表。デュバルの状態について「勇気づけられる状態」であるとし、現在の状況を説明した。ACOからの声明は以下のとおりだ。

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6月11日(水)の17時5分、1号車アウディはポルシェカーブ(マーシャルポストNo.131付近)にて、非常に高速でコースアウトを喫した。事故は第82回ル・マン24時間耐久レースのフリープラクティスセッションで発生した。

ドライバーは意識がある状態で、ACOのメディカルサービスによって保護されながら車両から救出され、救急車でル・マン中央病院に搬送された後、そこでさらなる検査を受けることになる。

彼の状態は、勇気づけられるものだった。

テストは17時55分に再開された。
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 デュバルはWEC世界耐久選手権でアウディドライバーとして活躍する傍ら、全日本選手権スーパーフォーミュラにもKYGNUS SUNOCOから参戦。長年日本でもキャリアを積んでおり、ル・マンでも日本のチームや日本人ドライバーから、デュバルの身を案じる声が多く聞かれた。

 ただ、このクラッシュにより1号車アウディは大きく損傷。モノコックまでダメージが及んでいるという情報もあり、デュバルの容態とともに1号車の情報も今後気になるところだ。

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