ブランパン耐久シリーズ第2戦は25日、イギリスのシルバーストンで決勝レースが行われ、ガイ・スミス/アンディ・メイリック/スティーブ・ケインの3人がドライブした7号車ベントレー・コンチネンタルGT3が優勝。母国イギリスで、コンチネンタルGT3が初勝利を飾った。

 第2戦も44台という多くのエントリーを集めたブランパン耐久シリーズ。24日の走行は大雨に見舞われたが、25日午前の予選では、プロ-アマクラスのプロGT・バイ・アルメラスの93号車ポルシェ911 GT3Rがポールポジションを獲得。2番手にARTグランプリの98号車マクラーレンMP4-12C GT3が続き、3番手にニッサンGTアカデミー・チームRJNのニック・マクミレン/フローリアン・シュトラウス/アレックス・バンカム組80号車ニッサンGT-RニスモGT3が続いた。

 迎えた3時間の決勝レースでは、序盤からアクシデントが多発する中、ARTグランプリの98号車がレースを引っ張っていく展開に。一方、予選4番手からスタートした7号車ベントレーは98号車に近づいていったものの、アンダーイエローでの追い越しがあったとしてドライブスルーペナルティを課せられてしまう。

 しかし7号車ベントレーは持ち前の速さと、抜群のピットストップで上位との差をふたたび切り取ると、ARTのマクラーレン勢を逆転。母国イギリスのファンの前で劇的な逆転勝利を飾ってみせた。

「我々のコンチネンタルGT3は勝者のポテンシャルがあることは分かっていたが、このクルマにとって正式なデビューから2戦目で勝利を飾るとはまた格別だね。ベントレーは勝利の歴史を持っており、今日我々は長い歴史の新たなチャプターを記したんだ」と語るのは、ベントレーの技術担当取締役のロルフ・フレッチ。

 第1戦モンツァで優勝を飾っていた98号車マクラーレンは2位となったものの、これで2戦連続の表彰台に。3位争いはファイナルラップまでもつれこみ、ベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの1号車アウディR8 LMSウルトラが26号車アウディを抑え表彰台の一角を獲得した。

 ニッサンGTアカデミー・チームRJNのGT-R勢は、80号車が8位/プロ-アマクラス優勝を獲得。千代勝正が乗り込んだ35号車は予選で総合20番手からスタートし、中盤の混戦の中で総合20位、クラス10位で完走を果たした。

Blancpain Endurance Series – Silverstone Main Race Short HL

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