BMWモータースポーツは12日、今季アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のGTクラスに参戦するBMW Z4 GTEをデイトナで初公開した。
このZ4 GTEは、これまで多くの勝利を積み重ねてきたM3 GTに代わるル・マンGTE規定のマシン。同じく多くの好成績を挙げてきたBMW Z4 GT3をベースにミュンヘンのBMWモータースポーツで開発され、1月中旬にテストを開始。ALMS開幕戦セブリング12時間でデビューの予定だ。
Z4 GT3とは大きく異なるフォルムをもつZ4 GTEについて、BMWモータースポーツのイェンス・マルカルトは「開発の期間を過ぎ、我々はZ4 GTEが勝利とタイトルを得られるポテンシャルを備えていると自信をもっている」と語る。
このZ4 GTEはこれまで同様、レイホール・レターマン・ラニガン(RLL)からALMSに参戦する予定で、RLL代表のボビー・レイホールも「まだ開発を完全には終えてはいないが、ALMSのGTクラスでコンペティティブでない理由は見当たらない」と自信をみせている。
BMWとRLLは同時にドライバーラインナップを発表し、55号車をビル・オーバーレンとマキシム・マルタンが、56号車をジョーイ・ハンドとジョン・エドワーズ、ディルク・ベルナーがドライブする。また、スーパーGTにもスポット参戦予定のヨルグ・ミューラー、そしてウベ・アルツェンが長距離レースでサードドライバーとして加わる。
また、今回のZ4 GTEからタイヤがこれまでのダンロップからミシュランに変更されている。
