ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)の第3戦はイギリスのドニントン・パークで15日決勝レースが行われ、OAKレーシングのオリビエ・プラ/ベルトラン・バゲット/ディミトリ・エンヘルベルト組35号車モーガン・ニッサンが優勝を飾った。
WEC世界耐久選手権が開幕したこともあり、今季は台数不足に苦しむELMS。第2戦ゾルダーは台数が少なかったことによりキャンセルとなったが、第3戦ドニントンでも全クラス合計13台に留まった。
予選では、OAKレーシングのジャック・ニコレ/マシュー・ラハイエ組24号車モーガン・ジャッドがポールポジションを獲得。ティリエ・バイ・TDSレーシングの46号車オレカ・ニッサンがつけた。
レースでは、終盤に向け35号車モーガン・ニッサン、46号車オレカ・ニッサン、そしてマーフィー・プロトタイプの18号車オレカ・ニッサンという戦いになるが、18号車はウォーレン・ヒューズがドライブ中にスピン、46号車はピットレーン速度違反で30秒のペナルティを受け、24号車がモーガンの地元で嬉しい勝利を飾った。46号車が2位、18号車は3位となった。
最上位カテゴリーのLMP2では9台のうち7台がニッサンエンジン搭載車だったが、トップ5をニッサンエンジン車が占める結果となっている。LM-GTEプロは1台のエントリーだったが、JMWモータースポーツフェラーリ458が総合8位に入り、LM-GTEアマクラスの車両を抑え面目を保っている。