26日、アブダビのヤス・マリーナでFIA GT1世界選手権の2011年シリーズが開幕。予選レースが行われ、マルクVDSチームのマキシム・マルティン/フレッド・マコウィッキ組41号車フォードGTが予選レースを制した。
レースは序盤をヤングドライバーAMRのアストンマーチンDB9を駆るダレン・ターナーがリード。マコウィッキが駆る41号車はこれに追走し、アストンマーチンよりも速いピット作業を済ませレースに復帰する。
バトンを引き継いだマルティンの前方には、ピーター・ダンブレック駆るJRモータースポーツのニッサンGT-Rの22号車が立ちふさがるが、ダンブレックはターン4でワイドに膨らんでしまい、マルティンが先行。追いすがる22号車GT-Rを振り切り予選レースを制した。
22号車はそのまま2位でチェッカーを受け、その後方ではスモーパワーGTの20号車GT-Rを駆るエンリケ・ベルノルディを23号車JRモータースポーツのGT-Rを駆るルーカス・ルーアがファイナルラップでパス。22号車、23号車、20号車とニッサンGT-R勢は2位〜4位を占める好結果を出してみせた。なお、このラウンドで4台のニッサンGT-Rはすべて東北地方太平洋沖地震の被災者に向け日の丸をつけている。
もう1台の21号車GT-Rは8位。5位にはヘクシスAMRのアストンマーチンDB9が入った。レースをリードしたヤングドライバーAMRのアストンマーチンはリタイアとなっている。