ル・マン・シリーズは31日、2011年にシリーズエントリーした36台のエントリーリストを発表した。LMP1、LMP2のプロトタイプカーは17台が顔を揃えている。
LMP1クラスは、ILMC(インターコンチネンタル・ル・マン・カップ)参戦を表明したオレカ・チーム・マットムートのプジョーやローラ・アストンマーチンの名前が無いが、レベリオン・レーシングが2台のローラ・トヨタをエントリー。シリーズ公式サイトでも“チャンピオンを狙う”と紹介されている。また、アンリ・ペスカローロ率いるペスカローロ・チームが復帰を果たした。
一気に激戦区の様相を呈しているLMP2は、RMLとストラッカのHPD ARX-01dが最注目か。HPDはペガサス・レーシングのクラージュ-オレカにもエンジンを供給する模様。一方、スーパーGTで使用されていたニッサンVK45DEエンジンは3チームが使用することになり、新たにブーツェン・エナジー・レーシングの使用が決定。このチームは元F1ドライバーのティエリー・ブーツェンがアドバイザーを務めるベルギーのチームだ。
新型のマシンが使用でき、ドライバーに制限がないLM-GTEプロクラスには、フェラーリが投入する458 GTCが4台顔を揃えており、ポルシェ997 GT3RSRとの覇権争いに注目が集まるところ。AFコルセが今年もジャンカルロ・フィジケラを起用することも明らかになっている。
一方、LM-GTEアマクラスにはフェラーリF430が移る形となっており、3台がエントリー。フォーミュラ・ル・マンクラスは5台がエントリーした。