ル・マン・シリーズのLMP2クラス王者であるRMLは、2011年にこれまでのローラシャシーから、HPDが製作するARX-01dにシャシーを変更することとなった。2010年はHPDエンジンをローラと組み合わせていたが、今季からはすべてHPD製のマシンとなる。
レイ・マロック率いるRMLは、ローラ/HPDでトミー・エルドスとマイク・ニュートンを2010年LMP2王者に導いたが、2010年シーズンはHPDのARX-01cを走らせたストラッカ・レーシングに苦しめられた。
RMLは長年ローラと関係を築いてきたが、今回のスイッチについてRMLのフィル・バーカーマネージャーは「これは本当に難しい決断だった」と語る。
「長年に渡るローラとの素晴らしい関係を終えるのは、良き友との突然の別れのようなものだ。しかし、我々は2010年に、HPDとも新たな素晴らしい関係を築いたんだ」
「去年我々はローラ/HPDで強力な体制を気づいたが、単純にHPDシャシーに比べてスピードは足りなかった。だから、大変悲しいことだがローラとの関係を終え、次のステップに進むこととなったんだ」