北米マツダは29日、30日から一般向けに公開がスタートするロサンゼルスオートショーで、北米仕様マツダ6の発売を発表するとともに、グランダムシリーズ向けにSKYACTIV-Dクリーンディーゼルエンジンを搭載した『マツダ6グランダムGX』を1月のデイトナ24時間から投入すると明らかにした。

 北米で開催されているグランダム・ロレックスシリーズでは、GTクラスにRX-8が参戦しており、アメリカのファンに存在感を示してきたマツダ。そんな中、29日に発表された新型セダン、マツダ6をベースに、グランダム・ロレックスシリーズに新たなレースカーを送り込むことが発表された。

 この『マツダ6グランダムGX』は、マツダ6のボディをかぶせたパイプフレームシャシーのグランダム規格の車両で、特筆すべきはマツダが進めるSKYACTIVテクノロジーのひとつ、SKYACTIV-Dの量産エンジンブロックを使用、大半を量産車ベースの部品で構成されたSKYACTIV-Dクリーンディーゼルエンジンを搭載していることだ。

 このSKYACTIV-Dクリーンディーゼルエンジンは400馬力以上を50時間連続で運転することが可能とされており、グランダムにRX-8で参戦しているスピードソースと、マツダのエンジニアたちにより耐久レース用にチューニングされているという。

 北米マツダでモータースポーツ担当ディレクターを務めるジョン・ドゥーナンは「我々はパフォーマンスと耐久性の目標が達成できたことを報告できることを幸せに思うよ。エンジンの構成部品の大半はマツダ製量産部品で、エンジンブロックは量産のSKYACTIV-Dのものを使っている。この新エンジンが新型マツダ6レースカーに搭載されることに興奮している」とコメントを残した。

 マツダ6グランダムGXは、グランダム・ロレックスシリーズに2013年から新設されるカテゴリー、GXクラスに参戦する。このカテゴリーはロレックスシリーズを戦うデイトナプロト(DP)、GTと混走するカテゴリーで、既存の技術にとらわれないハイブリッドやクリーンディーゼルなど、環境技術を取り入れたマシンのためのカテゴリーとされている。

 マツダ6グランダムGXのデビューは2013年1月のグランダム・ロレックスシリーズ開幕戦デイトナ24時間の予定で、このデイトナ24時間でマツダ6グランダムGXがクラス優勝を飾ると、マツダにとっては24回目のクラス優勝となるという。マツダはSKYACTIV-Dエンジンを2013年のル・マン24時間LMP2クラスにも投入する予定だ。

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