11月28日〜30日にブラジル・サンパウロで開催されるWEC世界耐久選手権第8戦の暫定エントリーリストが公開されている。4クラス合計で26台が今シーズン最終戦に名を連ねた。

 LMP1クラスではメーカーワークスのチームにハイブリッドシステムの搭載を義務付けるなど、新たな時代を迎えた今シーズンのWECもいよいよ最終戦。今月15日に決勝レースが行われたバーレーン戦では、トヨタの8号車TS040ハイブリッドを駆るアンソニー・デイビッドソンとセバスチャン・ブエミがドライバーズタイトルを獲得し、トヨタにWEC参戦後初となるタイトルをもたらした。

 とはいえ、マニュファクチャラーズタイトル決定はこの最終戦サンパウロに持ち越されれる形に。首位のトヨタが40ポイントのギャップを築いてはいるが、2位アウディも逆転戴冠に望みをかける。また、ポルシェはこのタイトル争いには絡まないものの、ここ2戦は連続でポールポジションを獲得しているほか、10月の富士戦からは確実に表彰台をキープ。この最終戦で参戦初年度での優勝を果たすべく意気込みを見せている。

 LMP2クラスでは、すでに発表されている通り、このレースでのデビューが予定されていたストラッカ童夢S103・ニッサンは参戦を取りやめ。OAKレーシングも今回のレースには参戦しないほか、この最終戦に2台体制で参戦する計画を明かしていたKCMGも、今回のリストでは1台体制となり、現在のところ合計4台のエントリーとなっている。ただ、G-ドライブ・レーシングとSMPレーシングが8ポイント差という接戦でドライバーズ/チームの両タイトルを争っており、最後まで目の離せない展開となりそうだ。

 6台がエントリーするLM-GTEプロクラスでは、すでにAFコルセの51号車フェラーリ458イタリアがドライバーズタイトルを獲得しているが、こちらもマニュファクチャラータイトルに関してはこの最終戦に勝負が持ち越しに。2位のポルシェが25ポイント差でフェラーリを追う形となっている。またLM-GTEアマクラスには、4クラス中最多となる7台がエントリーしている。

 WEC最終戦サンパウロは、28日に2度のフリー走行、29日に3度目のフリー走行と公式予選が実施され、30日に6時間の決勝レースが行われる。

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