WEC世界耐久選手権第7戦富士は決勝日を迎え、午前7時55分から20分間のウォームアップが行われた。トップタイムは7号車トヨタTS030ハイブリッドがマークしたものの、上位3台の差は接近している。
いよいよ決勝日を迎えたWEC世界耐久選手権第7戦富士6時間レース。午前7時55分から20分間の間でウォームアップが行われ、各チームが11時からスタートする予定の決勝レースに向けてセットアップやドライバー交代練習などのメニューをこなすこととなった。
前日の予選で中嶋一貴がアタックし、地元富士でポールポジションを獲得した7号車トヨタTS030ハイブリッドは、アレックス・ブルツがステアリングを握りコースイン。ゆっくりとマシンの状態を確認しつつ、途中ニコラス・ラピエールにスイッチし走行。チェッカー周にラピエールが1分29秒137というベストタイムをマークし、走行を終えることとなった。
一方、アウディ勢は1号車が1分29秒186というベストタイムをマーク。2号車が29秒822で、ハイブリッド搭載の3車の差は接近。今回のセッションでもセクター3を中心にLMP1車両が他カテゴリーのマシンに詰まることが多く、コーナー各所でもコースアウトがあったことから、決勝も安定したレース展開にはならなさそうだ。
LMP1クラスのガソリン車ではJRMレーシングのHPD ARX-03aがトップタイム。15号車OAKペスカローロ・ホンダを駆る佐藤琢磨は、途中ドライバー交代をしながらセッション後半をドライブ。ドミニク・クライハマーのドライブ中にスピンがあったものの、1分32秒台のベストタイムとなっている。
LMP2クラスはOAKレーシングのモーガン・ニッサンがトップタイム。LM-GTEプロクラスはポールポジションの77号車ポルシェがトップだった。