第79回ル・マン24時間耐久レースでは、LMP1/LMP2クラスのマシンとGTEプロ/アマクラスの車両が接触するシーンが多く見られたが、そんな中、GTEプロクラスのドライバーが、LMPクラスのドライバーの運転を「アグレッシブすぎる」として批判している。

 今回のル・マンでは、総合優勝を争う存在だった3号車アウディ、1号車アウディがいずれもGTEクラスのマシンと接触しクラッシュ。それぞれ1時間もセーフティカーランが行われるなど、大きな事故が相次いだ。また、LMP1とLM-GTEクラスの車両は速度差が大きく、コーナーでLMP1車両がつかえるシーンも多かった。

 そんな中、ポルシェのファクトリードライバーであるマルク・リエブとニコラス・アルミンドは、速いクラスのマシンのドライバーたちの“攻撃性”を批判している。

「僕が経験した中で、これほどアクシデントが多かったル・マンは記憶にないね」とGT2クラスの優勝経験をもつリエブ。

「それが正しいことなのかは知らないけど、LMPのドライバーの多くは凄まじく攻撃的だったよ」

 また、アルミンドもこれにつけ加え、「時々、LMPのドライバーたちは、僕らが見えていないときがあるね。連中は僕らがまるでそこに存在しないかのような抜き方をしていくんだ」

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