クローン・レーシングは、2015年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラスにフル参戦することを発表した。

 12〜13年にフェラーリでWEC世界耐久選手権のLM-GTEアマクラスを戦っていたクローンは、来季に向けてオンローク・オートモーティブが供給するクローズドLMP2、リジェJS P2を購入し、ジャッドエンジンを搭載。来季はLMP2クラスを戦うことを発表していた。

 そんなクローンは来季について、全5戦からなるELMSにフル参戦するとともに、ル・マン24時間にも参戦予定であることを明らかに。さらに、北米ユナイテッド・スポーツカー(USCC)ではデイトナ24時間とセブリング12時間にエントリーするということだ。

 チームは11月に、エストリルで来季車両をシェイクダウン。OAKレーシングのドライバーを務めるホー-ピン・タンがステアリングを握った。その後、今月はじめにオースティンで2日間のテストを実施。ここではチームオーナー兼ドライバーのトレーシー・クローンと、チームのレギュラードライバーを務めるニック・ジョンソンがドライビングを行った。

 なおクローンは、USCCではさらに数戦のレースへの参戦の可能性を明かし、「GTクラスのためにフェラーリを持ち出す可能性もある」と語っている。

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