14日〜15日に行われた第82回ル・マン24時間耐久レースで、今季からLMP1クラスに参戦しているポルシェ・チームは終盤トップを走行する戦いをみせるも、チェッカーまであとわずかと迫りながら、20号車と14号車に相次いでトラブルが発生。ひさびさのル・マンの厳しさを味わうことになった。

 今季からポルシェ919ハイブリッドでLMP1-Hに参戦しているポルシェは、近年圧倒的な信頼感をみせるアウディ、そして3年目の挑戦となったトヨタとの三つ巴の戦いに挑んでいった。しかし予選では2番手、4番手につけるものの、細かなアクシデント等もあり少しずつ後れを取ることになった。

 しかし、首位に立ったマシンの相次ぐトラブルにより終盤20号車がトップに浮上していく。チェッカーに向けて2号車アウディとの勝負になるかと思われたが、20号車にはパワートレインにトラブルが発生。また、直後に14号車にはギヤボックスにトラブルが発生し、2台ともにガレージへ。14号車こそファイナルラップにコースインしチェッカーを受けたが、20号車は最後までガレージから出ることはなかった。

「ル・マンへの我々の復帰は、チームの大きな努力をともなうものだった。そして我々の隠された目標である表彰台フィニッシュは、ほとんど手中に収めていたんだ」と語るのは、ポルシェAGのマティアス・ミューラー。

「それに、多くの注目が集まる時間帯でトップに立っていたんだ。我々は激務に貢献してくれたみんなに感謝したい。我々は顔を上げ、2015年により強力になって戻ってきたい」

 また、20号車ポルシェをドライブし、終盤にトラブルに見舞われた際にステアリングを握っていたマーク・ウエーバーは、今回のル・マン24時間で大きな収穫を得たと語っている。

「誰にとってもタフなレースになった。フィニッシュに向けて、素晴らしい結果を目指していたところだったんだ。レース終盤にあんな好位置にいるなんて予想もしていなかったからね」とウエーバー。

「ポルシェが成し遂げたことは、大きな誇りと言っていいだろう。チームのみんなには申し訳無く思うよ。絶対にル・マンではいいリタイアなんてものはない。だけど我々がここで学んだことは、今後手にするものの中でも最高のひとつになるだろう」

「もし早期にストップしていたら、何も学ぶことなんてできない。もし残り1周でストップしていたら、事態はもっと残酷だっただろう。僕たちにとっては最初のル・マンだったけど、僕たちは表彰台に近づく成果を残せたんだ」

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