WRC4年連続のマニュファクチャラーズタイトル獲得に貢献したポロR WRCの開発初期段階において、そのテストプログラムの大半を担ったのが、2度の世界王者経験者であるマーカス・グロンホルムだ。そのグロンホルムが、このR5マシンのテストにも“復帰”する予定となっており、すでにシュコダ・ファビアR5での走行を開始したという。
「我々はすでに簡単な打合せをすませている。この後、テスト期間が明らかになれば計画の全体像もより見えてくるだろう」とグロンホルム。
一方のスミーツも、ウイニングカーの開発請負人に全幅の信頼を寄せている。
「彼はポロR WRCの歴史において、そのストーリーの一部となっているが、新たなポロR5に関しても、同様の物語を紡いでくれるだろう」
またスミーツは、フォルクスワーゲンとシュコダの強力なアライアンスが、このR5規定ラリーカーでも有効に作用すると考えており、双方の市販車で採用する新たなプラットフォームの開発にも有益だろうと付け加えた。
「シュコダがすでにファビアR5で蓄積している知見に加え、我々のアイデアやノウハウを注入することでお互いのメリットが倍増するはずだ」
「このプロジェクトの進め方について、我々はすでにオープンな議論を展開しているところだよ」
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