ラリー・スウェーデンのオーガナイザーは、世界ラリー選手権(WRC)プロモーターとの契約を延長し、2019年まで同大会を開催すると発表した。

 WRC唯一のフルスノーイベントであるラリー・スウェーデン。今季は暖冬の影響で雪が少なく、規則で使用が義務付けられているスタッドタイヤと路面コンディションがマッチしないため、一時は開催中止の可能性も取り沙汰された。その後、競技開始直前に気温が下がるとの予報が出されたこともあり、オーガナイザーは当初のスケジュールを短縮してイベントを実施。大きなトラブルはなく、大会は無事に終了した。

 当初、ラリー・スウェーデンとWRCプロモーターとの契約は今シーズンまでとなっていたが、オーガナイザーは大会終了から数時間後に声明を発表。契約を延長し、少なくとも2019年までラリー・スウェーデンがWRCカレンダーに含まれることになったと明らかにした。

 声明のなかで、ラリー・スウェーデンCEOのグレン・オルソンは「一週間前、このイベントは消滅寸前で先の見えない状況だった」と述べている。

「しかし、我々は契約期間を3年延長することで合意に達した。この素晴らしいイベントを、これからも運営することができることになり嬉しく思う」

「(今回のような)難しい局面を乗り越えたことで、我々の運営力の高さを示すことができたと感じている」

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