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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2016.08.01 17:56

フォルクスワーゲン WRC第8戦フィンランド レポート

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ラリー/WRC | フォルクスワーゲン WRC第8戦フィンランド レポート

 土曜日のSSも、150km超の長丁場です。しかし、名物SSのオウニンポウヤが含まれており、ドライバーも闘志を燃やしていました。33kmのステージの中に70を超えるジャンピングスポットが存在するだけでなく、瞬間的に速度が200km/hを上回り、ルート全体の平均速度も130km/h超に達します。

 このSSで2度目の不運に見舞われたのがオジエ選手でした。ブレーキ系にトラブルが発生したため、SS終了後のリエゾン(非競技区間)で修復を試みたものの、続くSSスタートへの到着が遅れて2分10秒のペナルティを課されました。これにより、3位争いを展開していたミケルセン選手が1番スタートに繰り上がってタイムロスを被ることになりました。

 自由に走行できるようになったオジエ選手は、SS19で134.63km/hの平均速度を叩き出し、新記録を樹立しました。

WRC第8戦フィンランド ヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
WRC第8戦フィンランド ヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)

 最終日曜日の競技区間はわずか30km強。ラトバラ選手といえども40秒もの差の逆転はむずかしく、着実に2位でフィニッシュしました。ミケルセン選手は7位、オジエ選手は24位で完走しました。

 フォルクスワーゲン・モータースポーツの地元イベント、第9戦『ラリー・ドイチェランド』は、8月18日~21日、世界遺産で知られるトリアを中心に開催されます。

[終了後のコメント]

■フォルクスワーゲンモータースポーツ ディレクター:ヨースト・カピート

「ヤリ-マティは、地元でトップクラスのパフォーマンスを見せてくれました。悲喜交々のイベントでしたが、フォルクスワーゲン勢がドライバー部門のトップ3を占めました。ラリー・ドイチェランドを心待ちにしています」

■カー#1:セバスチャン・オジエ(フランス) 最終結果:24位

「半年以上も路面掃除役をやらされたので、精神的にもかなりタフでした。その役目から開放されるので、ホッとしています。フォルクスワーゲンの地元ラリーが待ち遠しいです。」

■カー#2:ヤリ-マティ・ラトバラ(フィンランド) 最終結果:2位

「地元ラリー3勝目は逃したものの、一貫して好パフォーマンスを見せられました。パワーステージを含めて大量ポイントが獲得できたので、ランキング3位に上がることができました」

■カー#9:アンドレアス・ミケルセン(ノルウェー) 最終結果:7位

「7位という順位に満足しています。いきなり1番スタートを任されて、本当に辛い走行順だと実感しました。限界ギリギリで走行しましたが、思うようなタイムは出せませんでした」


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