チーム代表のトミ・マキネンは、トラブルがありながらも、3台全車がポイント圏内でフィニッシュした結果に「完全には満足していない」としながらも、3位表彰台を獲得したラッピの走りを称賛した。

「表彰台フィニッシュというエサペッカの結果は、素晴らしいものだ。金曜日には少しタイムを失ったが、その後は本当に良い走りだった。集中力を切らさず、ミスもしなかった彼の今回の戦いは、ポディウムに相応しいものだよ」

「もっとも、ヤリ-マティもオットも表彰台争いをできるだけの速さがあっただけに、完全には満足していない。彼らふたりのクルマに問題が起こってしまい、本当に運が悪かったと思うが、これがラリーというものだし、あのようなことは特に今回のように荒れたラリーでは充分に起こり得るものだ」

「今年のサルディニアは我々が予想していた以上にタフで、多くのクルマに問題が起こり、リタイアした。荒れた路面にも関わらず皆全開でアタックしているから、クルマが強いだけでは充分ではなく、運も少し必要なんだよ」

 2018年シーズン初の表彰台を獲得したラッピは「自分自身とチームの自信を高めるために、今回の結果はとても重要な意味がある」とコメントしている。

「ポディウムフィニッシュに値する戦いをしたと、自分でも思う。今回より前にもチャンスはあったが、自分のミスでその機会を失ってしまった。前戦ポルトガルと今回のサルディニアではミスなくラリーを戦うことができ、一貫性とパフォーマンスを両立できたから、このいい流れを次戦フィンランドにつなげたいね」

ラッピと総合3位争いを繰り広げながら、競技3日目の全ステージ完走後にマシントラブルに見舞われたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ラッピと総合3位争いを繰り広げながら、競技3日目の全ステージ完走後にマシントラブルに見舞われたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 またラトバラは「今回は本当に表彰台に立ちたかったが、ポジティブな気持ちで休暇をとり、次戦フィンランドで再挑戦する」と悔しさをにじませたほか、タナクも「とてもタフな週末だったが、多くを学んだ。何が、どのような理由で起こったのかをきちんと理解し、今後同じ問題が起こらないようにする必要がある」と述べている。

 2018年シーズンのWRC第8戦は7月26~29日に開催されるラリー・フィンランド。シリーズでもっとも平均速度の高い一戦で“フィンランド・グランプリ”とも呼ばれ、サスペンションや空力、エンジンなどマシンの総合的なパフォーマンスが求められる。

 トヨタにとっては2017年にラッピがWRC初優勝を獲得し、当時ドライバーだったユホ・ハンニネンも総合3位に入るなど、好成績を残したイベント。またチームはフィンランド・ユバスキュラ近郊に拠点を構えているため、ホームイベントとも呼べるラリーでもある。

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