■トヨタ
●オット・タナク（トヨタ・ヤリスWRC）
「言うまでもなく、ドイチェランドはとても好きなラリーだ。マルティン（ヤルヴェオヤ／コドライバー）と私は2年連続で優勝しているから、目標はもちろん3年連続優勝だ」
「とはいえ、決して簡単なラリーではない。昨年は戦いが非常に激しく、最初から全力で攻めなければならなかった。自分のキャリアのなかで、もっとも苦労して手に入れた勝利のひとつだったよ」
「ひとつのラリーに特徴が異なる道が多くあり、それをすべてミスなく速く走るのはドライバーにとって本当に難しい挑戦だ。また、このラリーではしばしば天候の変化が重要な鍵を握るが、それを予想するのは至難の業なんだ」
●ヤリ-マティ・ラトバラ（トヨタ・ヤリスWRC）
「前戦ラリー・フィンランドで表彰台に立てて、本当に良かったと思うし、よりリラックスした気分でドイツに臨むことができる。昨年は最終日にトラブルでリタイアしたが、それまでは総合2位を争っていたから、速さには自信がある」
「自分たちがどれだけ戦えるのか楽しみだし、今回も表彰台争いを期待しているよ。この前のターマックイベントだったラリー・フランス（ツール・ド・コルス）は、自分にとって困難なラリーになってしまった」
「しかし、ラリー・フィンランドの前にドイツで入念なテストを行ない、ブレーキングとターンインの改善に特に力を入れた結果、クルマはとても良いフィーリングになった」
●クリス・ミーク（トヨタ・ヤリスWRC）
「しばらくグラベルラリーが続いていたから、ふたたびターマックラリーに出場することがとても楽しみだ。ここまでのところ、舗装路でヤリスWRCにとても良いフィーリングを感じているから、ドイツでも同じような感覚で走れることを期待している」
「ドイツはタイプが異なる3種類の道を走るし、ステージごとに天気が変わることが多いから、非常に難しいラリーだ。しかし、過去このラリーで自分には競争力があったと思うから、チームのために良い結果を残したい」
■ヒュンダイ・モータースポーツ
●ティエリー・ヌービル（ヒュンダイi20クーペWRC）
「ラリー・ドイチェランドはとても難易度の高いイベントだ。1日ごとに大きくシチュエーションが異なる3日間を過ごすことになるからね。ぶどう畑もあれば、、バウムホルダー（軍事演習場）のステージもある」
「それに加えて、天気もラリーの結果の重要な鍵となる。過去のラリーでは驚くほど雨が多かったよ。そのせいで適切なタイヤを選択するのが難しいんだ。先頭集団でプッシュして戦い、勝利を目指すよ」
●ダニ・ソルド（ヒュンダイi20クーペWRC）
「ドイツでのラリーはいつも素晴らしい。道路の性質が異なるから、本当に特別なラリーだよ。なかでもバウムホルダー（軍事演習場）のステージはヒンケルシュタイン（戦車脱輪防止用の輪留め）やヘアピン、タイヤの摩耗が激しいコンクリート路面で有名だね」
「過去にここでの優勝経験があるし、表彰台にも何度も登った。通常は毎年のようにペースを出すことができているから、今年もそうできることを期待しているよ」
●アンドレアス・ミケルセン（ヒュンダイi20クーペWRC）
「ラリー・ドイチェランドは美しいラリーだよ。僕たちがターマックを走るのは随分ひさしぶりのことになる。ラリーは対照的な3日間で構成されている」
「モーゼル渓谷とぶどう畑はとても難しいステージだ。そして軍事演習場もある。田舎のステージの前に、完全に異なるタイプのドライビングが必要になるんだ。すべてがまったく違うけれど、でも楽しめるステージだよ」
「安定性を発揮し、チームがチャンピオンシップにおける首位の座を維持できるように、できるかぎり多くのポイントを獲得することが重要だ」
