「ゼロスタートのラウンチ性能は圧巻だったよ。思わず『ワオ!!』と言いたくなるくらい印象的だった」と語った2019年WorldRXランキング10位のサボー。

「スロットル操作は本当に忍耐強く、そして可能な限りスムースに行う必要がある。なぜなら、ペダルに触れた瞬間にすぐさまパワーが発揮されるからだ。ラフな操作は厳禁だけど、とても楽しかったし、ドライビングフィールはとても良かった」

「それにマシンの重心位置が非常に低いとも感じられた。車両重量自体は軽くないのでブレーキング時に注意が必要で、止めること自体に多少の難しさはあるけれど、それでも良い感触だったよ」

 また、ERCを中心にR2やR5規定の最新ラリーカーをドライブしてきたグリーベルも、次のように初体験の感想を語っている。

「これは僕にとってまったく初めてのラリークロス体験であり、このスポーツでの最初のラップだったんだ。正直に言うと、多分このマシンはこうした経験を積むのに最高のマシンのひとつだったんじゃないかと思うよ」

 元WRCドライバーのマンフレッド・ストール率いる技術集団STARDの手によって開発されたマシンは、彼らがWorldRXで走らせてきたフィエスタEvo.4のボディとシャシーをベースに、“REVelution”と呼ばれる電動パワートレインを搭載。150kWを発生する3モーターの構成で、総合出力は612馬力にも達する。

 このフィエスタREVelutionは、すでに車両お披露目以降の数週間でいくつかのイベントにも参加しデモンストレーションをこなしており、10月末のルーマニア首都ブカレストでのイベントに続き、12月初旬にはポーランド・ワルシャワ近郊で開催された第57回ポーランド・ラリー・スプリントにも参加し、ストール代表自身がステアリングを握っている。

マルコ・ボナノミは、2019年の鈴鹿10hでHonda Team MotulのNSX GT3もドライブしている
初体験のラリークロス、初体験のEVマシンと、初ものづくしのテストとなったマリアン・グリーベル(左)

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