番場はまだマシンをドライブしていないというが、市販モデルのアルトワークスをドライブした際、軽自動車ならではの軽さと機動力が武器になると感じたという。なお、マシンのシェイクダウンは今週末に筑波で行われるイベント、『ハイパーミーティング』内で実施される予定だ。

「ほかのクルマと比べると最高速では負けてしまいますが、日本のラリーは細かいコーナーが多いので、そういったところで勝負ができるかなと思います。ハイスピードステージでは少し厳しいかもしれませんが、ステージによってはかなりアドバンテージがあると思いますよ」

YHGd高崎くす子アルト
YHGd高崎くす子アルト

 いよいよ、来週4月8日に迫ったJRC第1戦ツール・ド・九州2016 in 唐津に向けて、番場は「あるものでベストを尽くすことが目標」と意気込んだ。

「装着できるパーツも限られているなか、用意ができていない部分もあります。間隔が短い1戦目、2戦目は下地作りとして活動して、3戦目以降から上位を目指していきます」

「クルマの(性能)差がかなりありますね。排気量自体も倍以上ありますから。1600ccまでのエンジンを積んでいるクルマが参加できるクラスに、660ccのクルマで挑むのはかなり大変だと思います。クルマの持っているパフォーマンスを最大限に活かすようなセッティングを探しつつ、(CUSCO Racingを運営する)キャロッセさんとパーツ開発を進めていきます」

YHGd高崎くす子アルト
YHGd高崎くす子アルト

 そのほか、CJRTはJN2クラスにトヨタ86を投入し、ターマック6戦へ参戦。明治慎太郎、北田稔のコンビでタイトル獲得を目指すほか、全日本ジムカーナ選手権、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ(昨年までのTRDラリーチャレンジ)にも参戦する。そのTGRラリーチャレンジには、ラリー人口拡大の一環として、「生・高崎くす子ちゃんズ’16」からドライバー、コ・ドライバーを選抜して参戦するという試みも行われる。

 昨年、5年ぶりに国内ラリーへ復帰し、クラスタイトルを争う活躍をみせた番場。今年はアルトワークスの開発も並行して行うこととなるが、CJRTのチーム力は高く、またCUSCOブランドを展開するキャロッセのサポートもあり、チームと番場がJN1クラスタイトル候補筆頭であることは間違いない。まずは来週末に迫った開幕戦唐津で、どういった走りをみせるか期待したい。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円