水曜日にオーストリア・ウィーンで行われるWMSCでは、上述のルール改定のほか、2017年のWRC開催スケジュールについても正式な決定が下される見込み。来季は全13戦で構成され、9月に発表された暫定スケジュールから中国、トルコの2戦が脱落するとみられる。
「トルコ開催に向けて、トルコ国内の情勢を注視してきた」とマホネン。
「その結果、リスクを負いすぎるべきではないと判断した。中国についても同様だ。可能な限り、不確定要素は排除したいからね」
「この先1年の間に、トルコの政治情勢がどう変わっていくかは誰にも分からない。だから、今回は(開催を)見送ることにした」
また、17年に新たに設けられる旧型WRカーによるプライベーターカップ、『FIA WRCトロフィー』に関しても、新たな決議が行われるようだ。同シリーズでは、全13戦中7戦のポイントが獲得できる有効ポイント制が採用されるという。
このFIA WRCトロフィー創設で、Mスポーツやシトロエン/PHスポール、ヒュンダイ、そしてフォルクスワーゲンには、16年型WRカーを有効活用する手段が生まれることになる。
