過去2年間のスポット参戦期間を経て、WRC世界ラリー選手権でも活躍したケビン・アブリングが、2021年のWorldRX世界ラリークロス選手権へのフル参戦プログラムを発表した。「以前より確実に速くなった」と語るオランダ出身の32歳は、ゲラン・シシェリ率いるアンコラプテッドに加入し、ルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカーをドライブする。
多くのジュニア・ラリーストの例に漏れず、地元のラリークロス選手権でキャリアを開始したアブリングは、16歳になるまでにオランダとベルギーで3度のタイトルを獲得。2007年から本格的にラリーへと転向し、R3規定のルノー・クリオでは史上最年少のジュニアWRC優勝も記録している。