■豊岡悟志(チーム監督)
「久々のターマックラリーに向けて、テストを重ねてしっかりと準備をしてきました。そのおかげで改善、セットアップが進み、クルマとドライバーの一体感が進化した状態で挑めました」
「勝田選手のドライビング、戦いには改めて感心しますし、感動させられます。眞貝選手が上位で互角に戦えたことも非常にポジティブな成果です。最終戦が楽しみになってきましたが、しっかりと準備して挑みます」
「今回、GRヤリスがRS含めて11台も参加していたことはうれしい限りです。ここで得た知見を市販車開発にフィードバックすることはもちろん、他エントラントへの展開も考えて、全体の盛り上げ、活性化にもつなげていきたいと思います」
■勝田範彦(ドライバー)
「GRヤリスGR4ラリーにとって、ターマックでの初優勝を挙げることができました。6月のモントレーと比較すると、とくに駆動系の進化を感じます。ただ、今回はコース的にも下りのSSが多く軽量のGRヤリスには有利性がありました」
「またライバル選手のアクシデントに助けられた側面もありますし、最終日は厳しい追い上げもあって、難しいコンディション下でも攻め続ける必要がありました」
「この勝利によって選手権では有効ポイントでトップに立ちましたが、落ち着いて最終戦に挑みたいと思っています」
■眞貝知志(ドライバー)
「GRヤリスGR4ラリーは劇的にドライブしやすくなりました。今回は、序盤のターマックラリーで収集したデータから、主に足回りやブレーキについてチームやサプライヤーの皆さんと相談して準備頂いたアイテムを一気に投入しました」
「結果的にはそれが功を奏して難しいコンディションの路面でもJN1クラスの上位争いに入っていけるタイムに結びついたのだと思います」
「自分自身も、4WD車両に乗り換えて初めてタイムと感触が一致する状態を経験し、ドライビング面でも自信や手応えを得ることができました」
■宮本昌司(チーフメカニック)
「チームのメンバーはこれまでの参戦経験を活かし、サービス拠点のレイアウトも含め、自分たちの判断で作業を行いました。人から指示されるのではなく、各自で考えて行うことで、いつも以上に多くの学びがあったようです」
「次の久万高原ラリーまでは2週間という短いインターバルですが、選手たちがストレスなく最終戦に臨めるよう、しっかりとクルマを準備するのが私たちメカニックの役割だと考えています」
■新井政行(エンジニア)
「4WD担当として車両の挙動に関するデータ解析をしていますが、今回のラリーの結果は、今季初戦からドライバーにGRヤリスGR4ラリーを鍛え続けて頂いたおかげだと思います」
「久々のターマックラリーに対し、駆動力を路面にしっかり伝えることを意識しながら、トラクションと乗りやすさを両立できるよう、全体的なセッティングを進めました。次の久万高原ラリーに向けて、今大会で得たデータや選手からのフィードバックを反映させつつ、将来の市販車にも活用していきたいと考えています」

