今回のフォルクスワーゲンとの提携は、ソルベルグにとってふたつのメリットがある。ひとつは、元戦友とも呼ぶべきエンジニア、“FX”ことフランソワ-クサビエ・ドゥメゾンとふたたびびタッグを組むことができる点。そしてもうひとつが、クリストファーソンとの2台体制でデータ共有ができる点だ。

 ソルベルグは「WRC時代にスバル・ワークスや僕のチームでともに戦ったドゥメゾンは、僕が本当に働きたいと思っていた男であり、このスポーツでもっとも尊敬する人物だ」と、ドゥメゾンに全幅の信頼を寄せる。

「FX(ドゥメゾン)は僕がクルマに望むものが何かを知っているし、彼自身も、僕のためにどうすれば速いクルマを用意できるかを熟知している」

 また2台体制を敷くことで、データ共有の面だけでなくマニュファクチャラーズタイトルを争う点でもアドバンテージを得る。チーム監督も兼任するソルベルグは、そのメリットも強調する。

「ヨハン(・クリストファーソン)がもう1台のマシンをドライブすることで、僕たちは強力なチームになる。彼は信じられないほどの可能性を秘めた強いドライバーだからね」

「マニュファクチャラータイトルを争える立場にいることは、本当に夢のようで信じられないほど光栄だよ」

 フォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクターであるスベン・スミーツは、WRC撤退後のラリークロスへの注力に関して「将来の目標と密接に結びついている」と語った。

「長い間、ラリークロスというカテゴリーを注意深く見守ってきた。我々はすでに北米のGRC(グローバル・ラリークロス)でアンドレッティ・オートスポートと協力体制を築き、昨シーズンはドライバー/マニュファクチャラーの両チャンピオンシップで大成功を収めた」

「今回、ソルベルグのチーム、フォルクスワーゲン・スウェーデンと提携したことで、同じことが起こせると期待している」

「チーム運営はソルベルグが行い、スポンサーマネジメントはフォルクスワーゲン・スウェーデン、我々は技術サポートを提供する、という役割だ」

 ペターによるフォルクスワーゲン・ポロRXのテストは、週明けにも開始される予定となっている。

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