レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.09.30 22:19
更新日: 2022.10.01 09:48

トヨタ、ラリーNZのデイ2を終え総合2~4番手につける「パフォーマンスに満足」とラトバラ/WRC

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | トヨタ、ラリーNZのデイ2を終え総合2~4番手につける「パフォーマンスに満足」とラトバラ/WRC

WRC第11戦ラリー・ニュージーランド デイ2

美しく、チャレンジングなグラベルステージで僅差の首位戦いが繰り広げられ、GRヤリス・ラリー1が総合2、3、4番手につける

 9月30日(金)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目デイ2がオークランドのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手に、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3番手に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合4番手に、それぞれ順位を上げました。

 また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合8番手につけています。

 オークランド郊外にある公園内のターマック(舗装路)ステージで木曜日の夜に開幕したラリー・ニュージーランドは、金曜日から本格的なグラベル(未舗装路)ステージがスタート。サービスパークから南に約120km離れたハミルトンの西側エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟むことなく各2回走りました。

 6本のステージの合計距離は158.56kmと、今大会の全ステージ距離の半分以上を一日で走行。今シーズンのWRCで最長のデイとなりました。ステージの周辺では夜中から断続的に雨が降り続いたため、路面は全体的に湿り気を帯び、一部路面はかなり濡れた状態に。ステージ開始後も雨は降ったり止んだりを繰り返し、1日を通して不安定な天気でした。

勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド

 デイ1で総合5番手につけたエバンスは、デイ2の2本目、今大会最長となる31.48kmのSS3“テ・アカウ・サウス1”でベストタイムを記録し、総合3番手に順位を上げました。そして、午後の再走ステージの1本目、SS5“ワンガ・コースト2”では2番手タイムで総合2番手にポジションアップ。そのステージでは、オジエがエバンスより8.4秒速いベストタイムを刻み、総合5番手から一気に首位に。

 GRヤリス・ラリー1のワン・ツー体制は続くSS6でも保たれましたが、SS6でリヤウイングを破損したオジエは、デイ2最終のSS7でやや遅れをとり、総合3番手に後退。一方、エバンスは首位オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)とわずか0.2秒差の総合2番手でデイ2を走りきりました。

 ドライバー選手権首位のロバンペラは、出走順トップでステージを走行。路面が乾いていて滑りやすいセクションでは、砂利を掃き飛ばしながら走るなど不利な条件での戦いとなりましたが、それでも午後の2本目、SS6ではベストタイムを記録。総合3番手のオジエと0.5秒差、首位と7.2秒差の総合4番手で、今大会もっとも長く、チャレンジングな1日を走破しました。

■ヤリ-マティ・ラトバラ(チーム代表)

「トップ4に3台が入り、全員が優勝争いに加わる機会を得たのですから、今日の我々のクルマとドライバーのパフォーマンスには満足しています。ドライバーたちも戦いを楽しんでいるようですし、今日のような大切な1日に、そのようないい戦いができて本当に良かったと思います」

「天候は非常に厳しく、週末にかけて同じような状態が続くようです。ドライバーにとってはあまり良い状況ではないかもしれませんが、その分ライバルに差をつけるチャンスでもありますし、明日は大きなタイム差がつくかもしれません。できれば、それが自分たちの助けになってくれることを期待しています」

■明日のステージ情報

 競技3日目となる10月1日(土)のデイ3は、サービスパークの北側エリアが舞台に。カイパラ・ヒルズ、プホイ、コモコリキという3本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行します。

 そのうち、デイ3最長となる22.5kmのプホイは2012年大会でも使われましたが、他の2本はWRCでは25年以上使われていなかったステージです。6本のステージの合計距離は88.28km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は539.92kmとなります。

カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド
セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第11戦ラリー・ニュージーランド


関連のニュース