勝田のWRCでの表彰台獲得回数はこれで計3回となった。過去の2回はいずれもサファリ・ラリー・ケニアで、ターマックラリーでの登壇は今ラウンドが初めてだ。

 また、1シーズンで複数回の表彰台獲得も今回が初。なお勝田は今シーズン、全13戦のうち12戦でトップ8フィニッシュし、122ポイントを獲得してドライバー選手権5位でシーズンを締めくくっている。

●勝田貴元

「母国開催のラリーで表彰台に立つことができて、本当に特別な気持ちです。チーム、そしてステージやロードセクションなど、あらゆるところで応援してくれた多くのファンの皆さんに心から感謝します」

「このラリーは非常にトリッキーなステージが多く、グリップレベルが大きく変化する難しい週末でした。最初は良いフィーリングを掴むことができずに悩んでいましたが、金曜日のミッドデイサービスでチームと一緒になってセッティングを変更したら、とても良い方向に向かい、クルマがより乗りやすくなりタイム良くなりました」

「ラリーの終盤は特に難しいコンディションになりましたが、何とか乗り切ることができました。コドライバーのアーロン(・ジョンストン)に感謝したいですし、グラベルクルーのユホ・ハンニネンとクレイグ・パリーも、素晴らしい仕事でペースノートの情報面を支えてくれました」

●ヤリ-マティ・ラトバラ(TOYOTA GAZOO Racing WRT代表)

「今年、貴元は表彰台に2回立つことを目標にしていたので、ホームイベントであるこのラリー・ジャパンで2回目の表彰台を獲得できて、本当にうれしく思っている。彼にとっても、トヨタにとっても、非常に重要な結果だと言える」

「残念ながら我々は優勝を逃したが、貴元が地元で表彰台に立ったことは、優勝と同じくらいうれしいことです。今シーズン、彼は本当に安定していたし、おそらく参戦しているすべてのドライバーの中でもっとも安定していたと思う」

「今回はステージのタイムも良く、他のドライバーがトラブルに見舞われたタイミングで表彰台圏内に食い込むことができた。ラリー終盤には天気が変わって非常に難しいコンディションになったが、それでも順位をキープすることができた。今回も貴元は、非常にクレバーな走りをしたと思う」

2022年WRC第13戦ラリージャパンの暫定表彰式
2022年WRC第13戦ラリージャパンの暫定表彰式

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