チームを率いるトミ・マキネンは、開発期間中、雪上でのテストに重点を置いてきたと語っているが、ラトバラはスウェーデンで勝利できる可能性は高くないと考えているという。

「モンテカルロでの結果が、チーム全体の士気向上に繋がったことは間違いない。誰も予想していなかったような結果だったからね」

「そのあとから第2戦で優勝できるのではという質問を多く受けるようになった。個人的には高望みしすぎだと思っているよ」

WRC第1戦モンテカルロ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC第1戦モンテカルロ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

「(優勝争いは)僕たちには、まだ早い。表彰台に登れるだけでも驚くべきことなんだからね」

■「どのドライバーも“コリンズ・クレスト”は注意深くいく」

 また、ラトバラはラリー・スウェーデンの土曜日に行われるベルゴーセンでのステージに組み込まれたジャンプの名所“コリンズ・クレスト”で、17年型WRカーを操るドライバーたちは注意深い走りをするだろうとも述べている。

2016年、最長距離の45メートルという大ジャンプを決めたアイバント・ブリニルドセン(フォード・フィエスタR5)
2016年、最長距離の45メートルという大ジャンプを決めたアイバント・ブリニルドセン(フォード・フィエスタR5)

 1995年大会にコリン・マクレーが大ジャンプを披露したことで有名になったコリンズ・クレスト。昨年にはWRC2に参戦したアイバント・ブリニルドセン(フォード・フィエスタR5)が史上最長距離となる45メートルの大ジャンプを演じている。

 17年型WRカーはエンジン出力や空力性能が向上していることから、飛距離が更新されるとの見方もあるが、ラトバラは17年型WRカーを操るドライバーたちは全開でジャンプには挑まないだろうと語る。

「空中にいる間、空力パーツがどんな働きをするのか見当がつかないんだ」とラトバラ。

「特に1度目の走行では、注意深いアプローチをするだろうね。マシンの挙動が分かっているR5車両を使っているドライバーはアクセル全開だろうけどね」

「(17年型WRカーには)大きなリヤウイングがついていて、フロントが浮き気味になる。コリンズ・クレストへのアプローチでは浮き上がりを防ぐために、左足ブレーキを多用することになるだろう」

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