バセロンは「問題はその後バックアップ・モードと少し戦わなければならなかったことだ」と続けた。

「バックアップ・モードは(本来のパフォーマンスと)同等ではないからね。私たちはACOの友人を納得させるために、かなりのパワーをデチューンしなければならなかった」

「レギュレーションが変わったことで、私たちはバックアップの許容範囲についてより正確に取り組むようになった。だから、それが起こったときにはFIAに報告する。私たちはバックアップ(・モードの使用を)を求めたんだ」

「しかし、バックアップは(故障の)前のように100%ではない。このようなことが起きたときに利益がないことを確実にするために、かなり多くのポテンシャルを弱めなければならない」

 バセロンによると7号車はレース後半、壊れたセンサーをドライブシャフトにぶら下げたまま、バックアップ・モードで走行していたという。そのため、TGRでは長時間のピットストップを行うべきかどうかの議論が引き起こされた。

「センサーがぶら下がっていたので、配線を引きちぎってしまわないか心配だった」と彼は振り返った。

「そして私たちは、ピットストップ中に本当に適切にセンサーを取り外すことができるのか、配線が外れてクルマが止まってしまうリスクを冒すのかを自問自答していた」

「ピットストップで少し見てみると、センサーはぶら下がってはいるものの定位置に留まっていた。だから我々はそのまま行くことにしたんだ」

ピットインした7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組) 2023年WEC第7戦バーレーン8時間レース
ピットインした7号車トヨタGR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組) 2023年WEC第7戦バーレーン8時間レース

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