シュワルツマンは昨シーズン、AFコルセの『フェラーリ296 GT3』でファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランス・カップに参戦していたものの、それまでは主にシングルシーターでレースをしていた。

 2021年にFIA F2でランキング2位となった彼は、フェラーリF1のマシンを何度もテストし今季2024年もスクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーを務めている。

 しかし24歳の彼はWECでの時間をいかに楽しんでいるかを強調し、ふたつのパドックでの生活の違いを説明した。

「もちろんキャリアのほとんどでF1を目指していたけれど、WECに挑戦してみて、他にも大きなカテゴリーがあること、そして世界はF1だけで回っているわけではないことに気がついた」とシュワルツマンは述べた。

「僕にとってのWECは、マシンを共有し、より長いレースを戦うというこれまでとは異なるメンタリティを持つものだ。(パドックの)雰囲気は少し明るく、落ち着いた感じがする」

「F1ではすべてがあっという間に起こって、いつも走り回っている。一方ここではもう少し楽しむことができる。焦る必要はないんだ」

 シュワルツマンは、今シーズン終了後の将来について、具体的な目標を挙げることは避けたが、長期的にフェラーリに残ることを望んでいると語った。

「どのようなチャンスに対してもオープンだが、僕の目標はどのようなチャンスでも勝つことだ。今年は良い仕事をしなければならないし、そうすれば将来がどうなるか見ることができるだろう」

「フェラーリで過ごした6年間はすでに長いし、ここでの気分はいい。すべてがうまくいけばフェラーリとともに旅を続けたいし、それがどこに行くのか見てみたい」

 これまでのパフォーマンスについて、フェラーリから何かフィードバックはあったかと尋ねられたシュワルツマンは、こう答えた。「とくにはないね」

「おそらく年末になったら、もっと真剣な話し合いができると思う。それに、彼らに見せるものが欲しいんだ。今はまだ(シーズンが)始まったばかりだからね」

クビサ、イェともに『フェラーリ499P』を駆るシュワルツマンの高い志「総合優勝のチャンスは充分にある」
ワークスカーの50号車に次ぐ2番手グリッドからレースをスタートした83号車フェラーリ499P 2024年WEC第2戦イモラ6時間レース

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