マリキンは今週末、マレーシアのセパンで開催されるアジアン・ル・マン・シリーズの開幕戦で、LMP2カテゴリーでの冒険を始める。これは、TFスポーツが運営するピュア・レクシングからのELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ参戦の前哨戦となる可能性が高い。

 彼はその後、リトアニアの旗を掲げるチームが、ACOフランス西部自動車クラブが運営するふたつのシリーズでのパフォーマンスをもって、ル・マン24時間レースへの出場権を獲得できることを期待している。

「主な目標は、LMP2カーでル・マンへと戻り、優勝を目指すことだ」とマリキンは語った。

「計画は非常に明確だ。アジアン・ル・マン、ヨーロピアン・ル・マン、そしてル・マンをLMP2で走ることだ」

「LMP2カーは僕がとても気に入っているクルマで、数日間運転したが、良い感触だった。もちろん、まだ学ぶべきことはたくさんある」

 マリキンは、ハリー・キングとルイ・デレトラズとともに、91号車オレカ07でアジアン・ル・マンに参戦する。英国人ドライバーのキングは、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズでも、指名待ちのサードドライバー、そしてマリキンとともにトリオを組む予定だ。

「2年前、アジアン・ル・マンで彼(キング)と仕事をした(ハーバース・モータースポーツのポルシェ911 GT3を運転した)が、この経験は本当に楽しかった」とマリキン。

「ヨーロピアン・ル・マンでもハリーと仕事を続けるつもりだ」

 LMP2の経験がないにもかかわらず、マリキンは、すぐにLMP2のタイトルを争えるほど競争力があり、チャンピオンシップ優勝チームのみに与えられるル・マン自動招待枠を獲得したいという希望を強調した。

「ル・マンに行って、ル・マンで良い成績を残すことが、来シーズンの僕の主な目標であることは間違いない」と彼は語った。

「(ル・マンの)エントリーを得るための最良の方法は、アジアン・ル・マンで優勝することだ」

ポルシェ911 GT3 R
マリキンが2024年のWEC・LMGT3クラスでドライブした92号車ポルシェ911 GT3 R

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