迎えた決勝、チームは前戦と同様に澤をスタートドライバーに抜擢。母国レースの雰囲気にやや緊張気味の澤だったが、セーフティカー(SC)の先導で開始された決勝レースではクラストップを快走するだけでなく、LM-GTEプロクラスのマシンを3台パスする力走で、予選5番手から2番手に浮上したスプリット・オブ・レースの54号車フェラーリ488 GTEに10秒のギャップを築いてみせた。

 雨量の増加と霧の発生によって、ふたたびSCランとなるなかでチームは予定より早めのピットインを選択。澤からモクに交代していく。代わったモクも走り慣れた富士で好走をみせトップをキープするが、レースは濃霧の影響で赤旗中断となってしまう。

 レース再開後、実質のクラス首位を守る61号車フェラーリだったが、不運なタイミングで出されたSCランによって12秒後方を走っていた54号車フェラーリにトップを奪われた。

2位表彰台を獲得した澤圭太(左)、マット・グリフィン(中央奥)、ウェン-サン・モク(右)
2位表彰台を獲得した澤圭太(左)、マット・グリフィン(中央奥)、ウェン-サン・モク(右)

 モクからグリフィンに代わった61号車フェラーリは、トップの54号車フェラーリに2秒以内に迫るものの、水しぶきの影響もあってオーバーテイクに至らない。そんな状況が続くなか、フィニッシュまで残り1時間30分というタイミングで2度目の赤旗が掲示される。

 結局、レースはそのまま終了しクリアウォーター・レーシングは勝利まであと一歩届かず、クラス2位でホームレースを終えることとなった。しかし、3番手に落ちていたチームランキングでは2ポイント差でふたたび首位に浮上。タイトル獲得に向けて前進している。

■澤圭太「PP会見で壇上に上がれない悔しさもあった」

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