「ヨーストとの協力関係により、我々はGTとプロトタイプの両カテゴリーで成功を収めている(ハリー・)ティンクネル、(オリバー・)ジャービス、(レネ・)ラストという優勝経験が豊富で速いドライバーを確保することができた」と語るのは北米マツダ・モータースポーツ代表のジョン・ドゥーナン。

「我々はクルマの外でもドライバーと多くのコミュニケーションを取っており、彼らはチームの目標達成を助ける良い化学反応を起こすと考えている。そんなドライバーたちを迎えられたことは素晴らしいことだ」

 プロトタイプカーでは2年振りにワークスカーをドライブすることになるジャービスは「シリーズが注目を集めている魅力的な時期にマツダのプロジェクトに参加できることをとても光栄に思っている」と喜びのコメント。

「RT24-Pが走りはじめた当初からマツダの動向を追ってきたから、このプロジェクトが成功すると確信しているんだ。IMSAシリーズに参戦する決断は容易だったよ。僕はデイトナ24時間、セブリング12時間の両方で優勝経験があるし、なによりフルタイムでレースをすることが常に目標だからね」

 また、ジャービスとともに加入するティンクネルは「マツダRT24-Pは開発期間中に大きな進歩を遂げていて、すぐにストレスなくドライブできるようになったんだ。1月のデイトナが待ちきれないよ」と新たな挑戦に自信を覗かせる。

 2015~16年にヨースト・レーシングと関わりを持っていたラストは当時、とても楽しんでいたと語った。
 
「彼らは僕が一緒にに仕事をしてきたチームのなかで、もっとも優れたプロ集団のひとつだ。雰囲気は常にリラックスしているが、仕事となればとても集中する素晴らしいチームだよ」

「冬の休暇の後に訪れる最初のレースはいつも僕を楽しみにさせてくれる。デイトナ24時間はもっとも好きなレースのひとつだし、マツダでトラックを走るのが今からワクワクしているんだ」

ハリー・ティンクネル(左)とアンディ・プリオール(中央)は2018年シーズンもフォード・チップ・ガナッシ・チームUKからWECに参戦する。
ハリー・ティンクネル(左)とアンディ・プリオール(中央)は2018年シーズンもフォード・チップ・ガナッシ・チームUKからWECに参戦する。
開発テスト中のマツダRT24-P
開発テスト中のマツダRT24-P

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