フェラーリやポルシェが同様にアマチュア向け新カテゴリーに興味を示しているなか、ランボルギーニは「競合他社がどのようなマシンを開発しようとしているのか。また、既存のスーパートロフェオとのバランスをとるために専用キットを使用することが可能か」といった疑問を解決していかなければならないという。

 サンナは同社がGT2へ参入する場合、新たなクルマを開発する可能性は極めて低いことを強調しながら、既存のスーパートロフェオモデルがGT2にとってもっとも現実的なオプションとなるだろうと語った。

「スーパートロフェオの第1世代、また2018年にデリバリーを開始した同車のEvo仕様がヨーロッパ、北米、アジアなど世界各地で150台以上存在している。これらのクルマの空力性能とエンジン性能のバランスをとるために専用キットを備えたマシンをベースモデルとして使用できれば、ランボルギーニとして参入を考慮すると思う」

「我々はスーパートロフェオがジェントルマンドライバーにとって最適なパフォーマンスを提供している考えている。彼らは合理的なランニングコストでレースを楽しむことができているはずだ」

 またサンナはGT3、GT4に続く新たなクラスには、充分な需要があると考えているという。

「(SROを率いるステファン・)ラテルが何を考えているかは私にも理解できる。今日のGT3とGT4の性能ギャップは大きすぎるんだ」

「ブリティッシュGTを見れば分かるとおり、GT3とGT4の混走は安全とは言えない。その点、スーパートロフェオやGT2カーであればジェントルマンドライバーがGT3カーの邪魔をすることなく安全にレースを楽しむことができるはずだ」

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