一方、アンソニー・デビッドソンの欠場、フリー走行での6号車の大クラッシュと、ここまで不運に見舞われているトヨタTS050ハイブリッド勢は、ポジションこそ5番手、6番手に終わったが、5号車をドライブするセバスチャン・ブエミと中嶋一貴はポールのアウディ8号車に対し0.891秒差の1分25秒960という平均ラップを記録し、6時間の決勝レースに望みをつなぐ。
また、前日のフリー走行で、モノコックにまでダメージが及ぶ大クラッシュを喫した6号車は懸命な復旧作業が実を結びなんとか予選に出走。調整不足のマシンで1分26秒台のラップタイムを記録した。
LMP2クラスは地元メキシコ人ドライバーのリカルド・ゴンザレスが所属する43号車RGRスポーツ・バイ・モランドのリジェJSP2・ニッサンがポールポジション。LM-GTEはProクラスが95号車、Amクラスが98号車と、アストンマーチン・レーシングがともにポールを獲得した。山岸大の所属する50号車ラルブル・コンペティションはLM-GTE Amクラス5番手から決勝レースに挑む。
決勝は9月3日午後13時30分(日本時間27時30分)にスタート予定だ。



