GTE Amクラスは今季から前戦の成績上位車3台とランキング上位3台にウエイトを追加する“サクセスバラスト”と呼ばれるシステムが導入されている。第4戦上海でこの影響をもっとも受けるのは、AFコルセのフランソワ・ペロード、エマニュエル・コラール、ニクラス・ニールセン組83号車フェラーリ488 GTE Evoだ。

 シルバーストン、富士で連続表彰台を獲得した同車のウエイトは今戦、1310kgに達し、GTE Amクラスで唯一1300kgを超えるクルマとなる。

 これに続くのが石川資章、ケイ・コッツォリーノ、オリビエ・ベレッタという布陣でWEC参戦2年目のシーズンを迎えているMRレーシングの70号車フェラーリ488 GTE Evoでミニマムウエイトは1280kg。3番目に重いマシンは前戦富士でチーム初勝利を挙げた
TFスポーツの90号車アストンマーティン・バンテージAMR。重量は1272kgだ。

 なお、このTFスポーツのクルマを含め、GTE ProとGTE Amのアストンマーティン・バンテージAMR勢は、今戦に合わせて燃料タンク容量を1リットル削減する調整が行われている。

WEC富士で優勝したアストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMR
WEC富士で優勝したアストンマーティン・レーシングの95号車アストンマーティン・バンテージAMR
AFコルセの83号車フェラーリ488 GTE Evo
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