ロッシはまた、LMDh車両がデビューするまでの間の、2022年および2023年シーズンにも、WECのグリッドへ留まることを望んでいる。
規則移行年の特例措置により、現在WECのハイパーカークラスでLMHマシンと競っているノンハイブリッドLMP1マシン、アルピーヌA480・ギブソンについて、アルピーヌは特例措置の1年延長を熱望してきた。
アルピーヌが来季、どうするのかについて尋ねられたロッシは、次のように答えた。
「2021年の素晴らしいパフォーマンスの後、詳細を詰めたい」
「2022年も、現在の車両が(新規定の適用を)免除されることを願っている」
2023年については、さらに大きな疑問符が付く。この年からは、さまざまなコンストラクターのLMDh車両が、WECとIMSAのトップクラスには一斉に参入してくるからだ。
ロッシは2023年の問題については、次のように述べている。
「このプログラムは、LMP2に戻ることができるだろうか? 技術的、あるいは社会的問題で『ガレージ56』の実証車両となることができるのか?」
「アルピーヌは、2023年に“ゲーム”(レース)に参加する必要がある。もしアルピーヌが現在の車両(A480)でル・マンに勝利した場合、2023年にその車両が再び(WECで)見られることに、疑問の余地はない」
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