フェラーリは、ハイパーポールにおいて予選ドライバーに指名されたフォコとアレッサンドロ・ピエール・グイディのふたりに、互いにトウを受ける機会を与えた。

 ピエール・グイディはトウを受け取ったラップでフォコを1000分の8秒上回ったが、フォコもまたトヨタGR010ハイブリッドのドラフトで恩恵を受けていた。

 その後2台のフェラーリはニュータイヤを装着して2度目のアタックを行い、フォコはいくつかのトラフィックに詰まりながらもファステストラップをマークした。

 フェラーリの耐久レース車両責任者であるフェルディナンド・カニッツォは、「ハイパーポールでは、非常に良い戦略が取れたと自負している」と述べた。

「トヨタの後ろに回りトウを利用することにした。これが功を奏した。また、我々のクルマもお互いにトウを与え合って助け合っていた」

「彼らが何をしたのか理解することができた。彼らは改善するための試みの一種のようなものだった。それは私たちにとって素晴らしいことで、今回のハイパーポールではこれがカギになったと思う」

 フォコは最終予選セッションで、それまでの総合ベストラップタイムから2秒を縮めたが、フェラーリはハイパーポールが開催される前に「特定のラップタイムを期待していたわけではない」とカニッツォは語った。

「我々がしたことは、この数日間を通して学んできたように、クルマを最高のものにする準備をしただけだった」

「アントニオ(・フォコ)は最高のラップを刻んだ。彼も自分に誇りを思っているいと思うが、私たちも彼にとてもいいクルマを与えられたことを誇りに思う。これは私たちにとっての最初の一歩だ」

左からフェルディナンド・カニッツォ、アントニオ・フォコ、アントネッロ・コレッタ
左からフェルディナンド・カニッツォ、アントニオ・フォコ、アントネッロ・コレッタ

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