26周を終えてセーフティカーのランプが消灯。トップの一貴は大きくマシンを左右に振ってタイヤを温め、そこからスピード落として隊列をコントロール。130Rを過ぎると加速を始め、ローリングスタートで残り8周、終盤の戦いへと入っていく。レース再開直後のストレートではニック・キャシディ(KONDO RACING)がスロー走行。その他は大きな順位変動はなくリスタートの違反もなし。

 一貴をトップに上位は2秒間隔で続いていく。タイヤ4本交換で高いグリップが残っている6番手塚越は前のロッテラーの背後に付けるが、百戦錬磨のロッテラーは塚越をブロックし続け、塚越にチャンスを与えない。

 その後方では10番手ガスリーと11番手のフェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMANS)がバトル。ストレートでローゼンクビストがOTSを使って1コーナーでアウトから並びかかるも、ガスリーもOTSを使用してインを守り、2コーナーを先に制して順位をキープ。ルーキーの外国人ドライバー同士が、激しい順位争いを見せる。

 32周目には1〜2コーナーのアウトのサンドトラップにマーデンボローがマシンを止める。マーデンボローは苦いスーパーフォーミュラのデビュー戦となってしまった。

 トップの一貴は終盤でも1分41秒前半のラップタイムを並べ、終始は安定した挙動で2番手山本に4秒以上のギャップを築く。一貴は残り2周となって独走のままOTSを点滅させ、サインガードの館信秀トムス代表も笑顔を見せる圧倒的な速さを見せ、後続にまったく付け入る隙を見せない。

 ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がり、一貴はOTSを点滅させたままトップチェッカー。金曜日の占有走行、予選、決勝のリザルトでトップを奪い、このオフからの圧倒的な速さと強さを見せつけ、2017年初戦のスーパーフォーミュラを制した。

チェッカーを受けてマシンを降り、健闘をたたえ合う優勝の中嶋一貴と2位の山本尚貴
チェッカーを受けてマシンを降り、健闘をたたえ合う優勝の中嶋一貴と2位の山本尚貴
スーパーフォーミュラ初戦で表彰台を獲得した中嶋一貴、山本尚貴、国本雄資。
スーパーフォーミュラ初戦で表彰台を獲得した中嶋一貴、山本尚貴、国本雄資。

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