もちろんUOMO SUNOCO TEAM LEMANSが作戦計画能力を含めたエンジニアリング力を強化しているのも事実だ。昨年から外国人エンジニアを複数名、前面に押し立てるなどして、そこが注目されてもいたが、山田健二さんの急逝という出来事もあった今季、陣営はさらなる補強も続けている。

 ここ数戦は、フォーミュラ・ニッポン~スーパーフォーミュラのみならず海外での経験も豊富なベテラン、加藤博エンジニアの姿も陣内に見られる。監督、ドライバーを含めた皆の知恵の出し合いが、大嶋とディルマンの決勝での順位上昇力をサポートしているのも間違いない。

 しかしながら、やはり理想は予選で前、である。後ろから追い上げるレースには、どうしても不確実性が伴い、大嶋にもディルマンにも不発に終わるケースが幾度かあるのが実状だ。

 ピットロードでのロスタイムが短いこともあってもてぎではうまく機能させられた今回の大嶋車の作戦も決して万能ではないし、表彰台までは見えてこなかったのも現実。「5位で満足していちゃいけませんからね」(片岡監督)「次の岡山は予選から上位に入りたいです」(大嶋)。予選で上位に入ると奇抜な作戦は採りにくくなるかもしれないが、残り2戦、前から出て戦う彼らの姿も見てみたい。

大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)

本日のレースクイーン

新谷桐子しんたにとうこ
2025年 / スーパー耐久
apr Victoria
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円