P.MU/CERUMO・INGING 38号車 ドライバー 石浦宏明:
「昨日の会見で逃げるレースがしたいと言ったが、スタート後はライバルをどんどん離していくことが出来、前回の岡山とは違って1人でレースをしていた感じだった。正直、後半の一貴選手の追い上げにはびっくりした。毎周サインボードを見て、タイム差を見ていたが、プッシュしてもどんどん追いついて来て、序盤の差は何だったんだろうとか考えながら走った。あと何周かあったら抜かれたと思うので、楽はできないレースだった。もてぎでは、ブレーキングポイントをミスするとコースアウトのリスクもあり、安定したペースでクルマを走らせるのは難しいので、集中して走った。自分のレース人生で、こんなに順調に行ったのは初めてだ」

PETRONAS TEAM TOM’S 1号車 ドライバー 中嶋一貴:
「今週の流れは決して悪くなかったが、予選の最終コーナーでのミスが悔やまれる。あそこで失敗してなかったら、もしかしたら予選で2番手につけられたかも知れない。もちろん、仮に2番手だったとしたら濡れた側でスタートを失敗したかもしれないし、何がどう転ぶかわからない。スタートは狙っていた。とは言え、第1コーナーまでの距離が短いので、どこまで行けるかと思っていたが、幸いストレートの内側も濡れていたし、可夢偉選手を1コーナーのブレーキングで外からうまく抜けたのは大きかった。その後は石浦選手から離され過ぎてしまい、序盤は良くなかった。前回の2戦と比べれば、レース終盤巻き返すことも出来た。昨年は、もてぎ戦で苦しみ、少なくとも得意ではなかったが、それを払拭出来たので、残りのレースにも繋がって行くと思う」

LENOVO TEAM IMPUL 19号車 ドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ:
「週末を振り返ってみると、完璧とは言いがたい。今日は勝ちたかったので、表彰台に上れたとはいえ満足していない。予選では自分のミスも2つほどあり、良いポジションにつけられなかった。決勝レースは、私がスタートする右側のグリッドは路面が濡れており、厳しい状況だったが、何とか可夢偉選手の後ろで4番手をキープできた。表彰台獲得のためには戦略での工夫が必要だと考え、早めのピットストップを敢行した。ロッテラー選手も同時のピットインで、彼らは2本しかタイヤを交換しなかった。我々は4本交換したが、先にピットアウトすることが出来た。その後は、燃料の心配もあったし、自分のペースでポジションをキープすることに専念した」

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