■決勝
天気:雨
コース状況:ウエット
気温:22度(決勝スタート前)
路面温度:23度(決勝スタート前)
決勝レース開始:13時45分(セーフティカー先導スタート)
周回数:55周(250km=当初予定、53周で終了)
#7 アーテム・マルケロフ
決勝結果:19位(所要時間:1時間37分00秒444=50周消化、ベストタイム:1分45秒871)
決勝日も天候微妙な状況が続いたが、決勝レースは終始ウエット路面、ウエットタイヤを履いての戦いとなる。レースは定刻にセーフティカー(SC)先導でスタートした。3周終了時にSCが撤収し、レースが実質的に始まる。
17番手スタートだったマルケロフは19番手で実質のオープニングラップを終えると、その後も18~19番手で走行。水煙が巻き上がるなど難しい条件での他車との戦いのなか、マルケロフはウォールにヒットしてフロントウイングを失ってしまい、12周終了時にピットインすることに。ここで周回遅れの20番手となり、その後もペースアップできずに苦闘した。19~20番手での走行が続き、レース最終結果はトップから3周遅れの19位完走だった。
#8 大嶋和也
決勝結果:13位(所要時間:1時間35分58秒886=52周消化、ベストタイム:1分44秒220)
7番手スタートの大嶋は、3周終了時にレースが実質的なスタートを迎えて以降も、そのポジションを長く守って走り続ける。今回のレースはトップの車両が予定の55周を消化する前に規定の最大競技時間=1時間35分の方が先にくることとなり53周で終わるのだが、各陣営が天候と燃費、タイヤの状況を鑑みつつの神経戦も展開されるなか、大嶋はレースが55周まで続いても無給油で走れる算段で戦いを進めていた。ただ終盤は、スタートから使い続けるウエットタイヤの状態が芳しくなくなり、ペースが落ちる。
後方からライバルが次々と迫り、32周目、36号車に前に出られて大嶋は8番手となる。36周目には18号車に先行を許し、残念ながら入賞圏(トップ8)から外れる。さらに40周目、5号車にパスされ10番手に。最終盤には65号車も迫ってくるが、大嶋はなんとかトップ10の座を守ろうと踏ん張った。しかし実質最終週の53周目にスピンを喫し、レースを終えることになってしまう。1周遅れの完走扱いで、順位は13位。中盤まではポイントゲットが確実に見えた流れだっただけに、残念な結果となった。