──先日、リリースが発表されて、インターコンチネンタルGTチャレンジにポイントが付与される一方、スーパーGTとしてのポイントは付かないことになりました。

「我々はまず最初に、10時間耐久レースがポイントを付けなきゃいけない、というところからはスタートしていないんですよ。理想を言えば、日本のGT300クラス、スーパー耐久、ヨーロッパのブランパンシリーズ、GTアジア、IMSA GTに参加されているみなさん、可能な限り多くのGT3カテゴリーのチームのみなさんに参加頂けるようなレギュレーションにしようというのがスタートです。その中で、ポイントについてはどのカテゴリーでも付けられるのなら付いた方がいいとは思います。付けちゃいけないなんで一切思っていません(苦笑)。ただ、ポイントを付けるがために、フォーマットやレギュレーションを歪んだような形になってしまったり、無理が生じるのであれば、特別ポイントにこだわるつもりはありません。できればそれぞれのカテゴリーを開催されている方にご理解を頂いて、将来的にどのカテゴリーでもポイント対象になればいいなと思っています」

──スーパーGT第2戦でエントラント向けの説明会がありましたが、GT300クラスのエントラントの反応をどのように感じていますか?

「今後については簡単なことではないと思っています。エントラントのみなさんからは『おもしろい』『出てみたい』という声をたくさん頂いています。その一方、『出たい。……でもねえ……』とか『誰が(参戦の)お金を出すんだ?』とおっしゃる方もいらっしゃいました(笑)。そこで我々が考えたのが賞金の設定です。鈴鹿10時間耐久では今の日本のモータースポーツではこれまでにないレベルの賞金総額(1億円)を設定しました。勝って賞金を獲るというエントラントさん側のモチベーションにつなげてもらえればと思っています」

──優勝賞金3000万円、各賞も細かく設定されていて、日本のチームでは最大3800万円の賞金が獲得できることになります。

「正直、我々としても総額1億円という賞金は桁違いでございまして(苦笑)、この賞金1億円という金額は来年のこのイベントが頑張ってすべてうまくいった時に、なんとかビジネスとして成り立つレベルなんです。ですので、すべて上手くいかないと赤字ですね。もちろん、それでも賞金はきちんとお支払いしますよ(笑)。新たに取り組むイベントである以上、石橋を叩いて渡るようなものはチャレンジとは言いませんよね。『チャレンジしようよ!』というのが今、スタッフにお願いしているところでございます」

──気になるのは来年の開催時の現実的な参戦台数ですが、海外、そして国内と、それぞれ何台くらいの参戦を見込んでいますか?

「なにせレギュレーションもまだ確定できてない状況で、エントラントのみなさまにもすべてをお伝えできている状況ではないので、現時点で何台という想像はできないですけど、先ほどのエントラントのみなさまの反応や手応えとしては、50台は確実にクリアできるだろうと思っています。50台のフルグリッドでスタートするというのを実現させて、そのフルグリッドの迫力をお客様に体感して頂きたいと思っています」

昨年6月に社長に就任した山下晋氏。鈴鹿、もてぎのサーキット運営の新しい試みを促進している。
昨年6月に社長に就任した山下晋氏。鈴鹿、もてぎのサーキット運営の新しい試みを促進している。

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