「毎年いつでも『引退かな』なんて思っていました。もうほら、来年参戦できる保証なんて僕らにはないからね」
2026年をもってスーパーGTからの引退を発表した織戸学。1996年のJGTC全日本GT選手権デビューから31年目。GT500クラスで2勝を挙げ、1997年と2009年にGT300クラスチャンピオンを獲得するなど、常にヨコハマタイヤとともにトップカテゴリーの最前線を走り続けてきた“ミスターアドバン”が、モビリティリゾートもてぎでの2026年最終戦でGTラストレースを迎える。引退を決めた経緯や今後の活動などを聞いた。
織戸は有限会社坂東商会で働きながら、社員ドライバーとしてフレッシュマンレースなどで活躍。1996年JGTC全日本GT選手権のGT500クラスにスポット参戦してシリーズデビューを飾ると、1997年にRS☆Rシルビアでチャンピオンを獲得。2000年からはGT500クラスにトヨタ・スープラで参戦し、2003年と2005年に優勝を挙げ長年ヨコハマ/アドバンの象徴として活躍した。
2008年にはGT300クラスのレーシングプロジェクトバンドウに復帰し、2009年に片岡龍也とウェッズスポーツIS350を駆り2回目のチャンピオンを獲得。その後はJLOCでランボルギーニをドライブし、2018年の途中からaprに加入してGR86 GTをドライブしていたが、2026年10月19日にスーパーGTドライバーからの引退を発表した。
改めて引退を決めた理由を織戸に尋ねると、プロレーシングドライバーという仕事の厳しさを語る。
