■2日目午後はEpson NSX CONCEPT-GTが大クラッシュ
2日目午後も、天候は晴天。汗ばむほどの陽気のなかでセッションはスタートしていった。なお、午前中首位のシンティアム・アップル・ロータスはトラブルが発生したため午後は走行できず。GT300クラスはこれで6台の出走となった。
終盤、30号車TOYOTA PRIUS apr GTが逆バンクでコースアウトし、この回収のために赤旗が提示されるが、その後セッション終了間際にふたたび130Rで大きなクラッシュが発生してしまう。ベルトラン・バゲットがドライブしていたEpson NSX CONCEPT-GTが、130Rアウト側のスポンジバリアに激しくクラッシュ。ドアが外れるほどの衝撃で、Epsonはリヤを大破。バゲットは自力でコクピットから脱出したが、一度メディカルセンターにでチェックを受けた後、病院で検査を受けている。
このEpsonのクラッシュで、セッションは赤旗のまま終了。フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが1日目午後に続き最速で、WedsSport ADVAN RC Fが2番手。ヨコハマ勢がワン・ツーで2日間のテストを締めくくっている。GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rが最速。VivaC 86 MCが2番手となった。
なお、今回の鈴鹿テストでは各チームとも第4戦・第5戦を経て迎える第6戦鈴鹿を想定したウエイトを搭載してのテストとなった様子。具体的な数値は当然教えてはもらえなかったが、今季からGT500クラスで採用されているハンデ50kg以上をウエイトでこなしているチームもあった。昨年までの燃料リストリクターでの調整との違いについては、「セクター1では重さで厳しいが、パワーがある分セクター3では楽」との声もあった。