しかし、セクター1で石浦はわずかにタイヤの熱が自分が望んだ温度に入っていないことに気付く。セクター2〜4はしっかりとグリップを感じていたものの、セクター1でわずかにタイムを伸ばすことができなかったのだ。

 加えて、強風のなかの予選ながら、ライバルたちが速い。このQ1から石浦を含め全車がコースレコードを更新していくスピードをみせてきたが、ライバルたちは1分44秒台という驚異的なタイムをマークする。石浦も1分45秒987というタイムを残したものの、終わってみれば10番手。上位8台が進出できるQ2に駒を進めることができなかった。

 LEXUS TEAM ZENT CERUMOにとっては悔しさの残る予選となったが、明日の決勝レースは近年誰も経験がない鈴鹿での300kmレース。何が起こるかは分からない。チームはしっかりとZENT CERUMO LC500を仕上げ、上位進出に挑む。

ドライバー/立川祐路
「予選は少し厳しい結果になってしまいましたね。予想していたよりもライバル勢のスピードがあったことも影響したと思いますが、僕たちのパフォーマンスもいまひとつな部分があり、思っていたよりも難しい予選日になりました。石浦選手もすごく頑張ってくれましたし、明日はこのままで終わるつもりはありません。上位を目指して頑張っていきたいと思います」

ドライバー/石浦宏明
「午前の公式練習から、ニュータイヤでアタックしても13番手という順位だったので、周囲と比べても厳しい状況だとは思っていました。アンダーステアの症状があり、それを予選に向けて改善していきましたが、これは解決できたと思っています。予選では硬めのタイヤを選びましたが、ウォームアップをしきれなかった部分があるので、そこは反省点ですね。決勝はどうなるか分かりませんし、ペースが速ければ上にいくチャンスはあると思うので、ウォームアップでしっかり煮詰めて、レースを頑張りたいと思います」

浜島裕英監督
「非常に厳しい戦いですね。ライバルが速かったのはもちろん事実としてありますが、我々はレクサス勢のなかでもトップにいなければならないと思うので、その点では残念です。レースは300kmという距離ですが、給油もあります。我々の作業スピードは遅くないので、そのあたりを上手く使って、できるだけ上位でフィニッシュできるように頑張っていきたいですね」

立川祐路と石浦宏明
ZENT CERUMO LC500

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