◆予選◆
8日(土)は前夜の激しい雷雨で、朝の公式練習走行時はまだ濡れているところも残っていたが、その後、天候は回復し、路面は完全にドライに。
予選が始まる午後3時前には、空を再び雲が覆い、気温、路面温度とも午前中に比べるとやや下がってきたものの、それでも気温30度、路面温度38度で蒸し暑いコンディションの下で午後3時からノックアウト方式の予選が開始された。
GT500クラスは午後3時20分から15分間のQ1が開始。国本がQ1を担当した19号車を先頭に、やや遅れて各車コースイン。国本がまず1分24秒台に入れてトップに立つと、6号車の大嶋がこれを塗り替え、コースレコードを更新するタイムでトップへ。KeePer TOM’S RC F 37号車の平川亮も24秒台と好タイムをマーク。
このQ1では、大嶋の6号車がトップ。平川の37号車が3番手、国本の19号車が4番手につけ、Q2進出を決めた。
その一方で、重いウェイトハンデに苦しんだDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が11番手、au TOM’S RC F 36号車が15番手とタイムを伸ばせず、Q2進出ならず。明日の決勝での追い上げを目指すこととなった。
午後4時5分からのQ2(12分)は、気温28度、路面温度は33度まで下がる中でセッション開始。ここでも19号車の関口が先頭でコースイン。じっくりと周回を重ねながらタイヤを温めていった。
その後、他の車両も全車コースインし、アタック開始。セッション終盤に目まぐるしくタイムが塗り替えられていく中、関口が6周目のアタックでトップ浮上。終了直前にライバルの追い上げを受けるも19号車のタイムを上回ることはなく、関口/国本組の19号車がこのコンビとしては初めて、チームとしてもドライコンディションでは初となるポールポジションを獲得した。
アンドレア・カルダレッリがアタックした6号車が6番手、ジェームス・ロシターの37号車が7番手につけ、明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスでは、Q1を担当したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の中山雄一が、残り3分を切ったあたりでこれまでのコースレコードを更新するトップタイムをマーク。ライバルはこれを上回ることはなく、31号車はトップでQ2進出を決めた。
TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が19番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手でQ1敗退となった。
Q2(12分間)は嵯峨が31号車のアタックを担当。8番手のタイムをマークし、4列目のグリッドを獲得した。