GT300クラスは、Q1は2グループに分けて実施。A組では、前戦ポール・トゥ・ウィンを果たしたTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車の嵯峨宏紀が、コースインした翌周にすぐ戻って来てガレージへ。チェックをしてふたたびコースへ復帰しました。

 前戦2位フィニッシュを果たしたK-tunes RC F GT3 96号車は阪口晴南が好タイムをマーク。第3戦を制しているたかのこの湯 GR Supra GT 244号車の堤優威が最後に4番手に飛びこみ、96号車は6番手でこの2台がQ2へ進出。埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は惜しくも9番手。31号車もタイムを伸ばせず14番手でQ2進出を逃しました。

 Q1のB組では、チェッカー目前でarto RC F GT3 35号車のジュリアーノ・アレジがトップタイム。河野駿佑のSYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 60号車が3番手につけました。Q2進出ラインは最後まで激しい争いとなりましたが、織戸学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が8番手で生き残り、3台揃ってQ2進出を決めました。

 Q2では、吉本大樹の60号車が6番手グリッドを獲得。三宅淳詞の244号車が11番手、新田守男の96号車が12番手、ショーン・ウォーキンショーの35号車が15番手タイム。30号車はこのQ2には出走せず、16番手グリッドとなりました。

◆決勝

 7日(日)も秋晴れの好天に恵まれ、日差しの下では、やや暑さを感じるほどの気候となりました。午後1時、気温19度、路面温度30度と、この週末最も路面温度の高いコンディションの下、63周で争われる決勝レースのスタートが切られました。

 ポールポジションの19号車国本はトップをキープ。6番手グリッドの39号車コバライネンもポジションを守る一方、11番手スタートの37号車フェネストラズが8番手へと躍進。その後は追い抜きの難しいもてぎで、大きな順位変動はなく進んでいきましたが、GT300クラスの周回遅れに追いついた10周目、37号車は39号車をパスし7番手へポジションを上げました。

 レースは序盤から接触やトラブルなどで2度にわたるフルコースイエローが出される荒れた展開となり、首位で後続との差を広げようとしていた19号車はマージンを失い、タイヤが冷えたことで苦戦。21周目にライバルの先行を許し2番手へと後退。

 また、7番手を走行していた37号車も、周回遅れのGT300車両をかわそうとした際に接触し、ドライブスルーペナルティを科されて最後尾へと順位を落としてしまいました。

 ドライバー交代が可能となる23周目を過ぎてすぐに、19号車と首位を争うライバルの2台がピットイン。19号車は翌周ピットへ向かい、先に入った2台の間でコースに復帰しましたが、交換して暖まっていないタイヤでは、1周早くタイヤを暖めていたライバルを抑えきれず、実質的な3番手へとポジションを落とすこととなりました。

 9番手でスタートを切った14号車の山下は、スタート直後に37号車の先行を許したものの、その後着実に順位を取り戻して行き、25周目にピットインし大嶋へと交代。素早い作業にも助けられ、全車がピットを終えた時点で、TGR勢2番手となる5番手へと躍進を果たしました。

2021スーパーGT第7戦もてぎ ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)
2021スーパーGT第7戦もてぎ ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)

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