その意見に、嵯峨宏紀も激しく同意する。

「抜いたばかりのクルマが後ろについて、やけに光量が多いなと思ったら(最上位クラスのST-)Xだった」と嵯峨。

「抜いたクルマに間違ってラインを譲るところだった、みたいなことがあるかもしれない」と石浦も笑う。

 後ろから来るクルマのヘッドライドへの対策として、Le Beausset RC350のサイドミラーはシートを貼って暗めにしているという。

 いずれにしても、富士24時間のLe Beausset RC350は嵯峨、山下健太、宮田莉朋のレギュラーメンバーにスーパーフォーミュラチャンピオンの石浦が加わり、さらに一昨年のスーパーGT500クラスのチャンピオンの平手晃平が加わるなど、Fトヨタ出身のドリームチームとも言える布陣で話題が豊富だ。

「とにかく、このメンバーで走れるのが楽しみですし、24時間を楽しみたいなと思っています。あとはチームに迷惑を掛けないよう、しっかりと自分の仕事をしたいと思います」と石浦は本戦への抱負を語る。

 ちなみに、24時間レースの走行順の決め方は「ジャンケンで」(嵯峨)、「譲り合い精神で」(石浦)、「男気のある人が手を挙げて」(平手)と、意見がまったく噛み合っていなさそうなのも、この5人の組み合わせの魅力か。

 一部ではS耐で「ルイス・ハミルトンが5人乗っているチーム」とも揶揄されるDENSO Le Beausset RC350。だが、実際にはクルマのパフォーマンスはライバルの方がかなり上のようで、山下健太は「このメンバーで走ってもドライなら勝てるか勝てないか、ギリギリです」と、表情は険しい。

 夜間の楽しみだけでなく、Le Beaussetの5人がどんな戦いを見せるのか。そしてST-3クラスだけでなく他のクラスも含めて、50年ぶりに復活する富士スピードウェイでの24時間レースは見どころは多い。

スーパー耐久5月8日富士夜間走行テスト
DENSO Le Beausset RC350

スーパー耐久5月8日富士夜間走行テスト
1コーナースタンドからも見やすいように照明を配置

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