更新日: 2022.05.04 09:51
ポルシェカレラカップジャパン2022 第3戦(富士)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第3戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で 2022年5月3日(火・祝日)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:16度 路面:20度(レーススタート時)
PCCJ第3戦の予選は3日午前中に行われ、プロクラスとアマクラスで富士スピードウェイのコースレコードが更新された。プロクラスは昨年4度目のシリーズチャンピオンに輝き、第2戦(岡山)で優勝を飾っている#1 近藤翼がポールポジションを獲得。2番手は2013年、2014年にPCCJ2連覇を果たした#60 小河諒、3番手にはポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 澤龍之介が着ける。プロアマクラスのポールポジションは#98 IKARIが獲得。アマクラスは、開幕戦から3戦連続で#10 MOTOKI TAKAMIがコースレコードでポールポジションを獲得した。
第3戦決勝は16時55分からのフォーメーションラップ後、再び全車がグリッドに整列しシグナルレッドがブラックアウトすると熱戦の火蓋が切られた。プロクラスの3人が口を揃えて「スタートが勝負」と語っていたように、3台のマシンがスタート直後の1コーナーで勝負を仕掛ける。そこにトップで飛び込んだのがポールポジションの#1 近藤で、2番手に#91 澤がポジションアップし、#60 小河は3番手から前の2台を追いかける。だが#1 近藤はペースを上げて2番手以下を徐々に引き離し、最終的に2番手の#91 澤に5秒052の差を着けて優勝を飾る。
「今日はスタートがうまく決まり、その後は自分のペースで走りきってトップでゴールできました」と、#1 近藤は喜びを語る。2位の#91 澤は「今日のレースでまた少し成長できたと思いますが、近藤選手のペースに着いていけなかったのは悔しいですね」と語り、今後の活躍が期待される。一方、3位の#60 小河は「レース中、思ったようにペースを上げられませんでしたが、明日の第4戦には期待してください」と、明日の巻き返しに気合いが入る。
#98 IKARIと#77 浜崎大の一騎打ちとなったプロアマクラスは、スタートからゴールまでテール・トゥ・ノーズの好バトルが展開された。2番手の#77 浜崎が何度も1コーナーで#98 IKARIに並びかけるも、最後まで#98 IKARIが抑えきって優勝。「少しでもミスしたら浜崎選手に抜かれる、と最後まで緊張したレースでした。結果、優勝できて良かったです」と喜びを語る。
2位に終わった#77 浜崎は、「最後まで攻め続けたのですが抜けませんでした……」と悔しさを滲ませる。そして、プロアマクラス2台の背後にピタリと着けチャンスを狙っていたのが、アマクラスの#10 MOTOKI TAKAMIで開幕からクラス3連勝を飾る。「今日も課題のスタートでミスしてしまったのが悔しいです。また、プロアマクラスの2台を抜くことができませんでした」と、さらなる成長を目指して意気込む。2位には今年PCCJ初参戦の#5 CASA MINGOが入り、「初めての表彰台で本当に嬉しいです」と喜びを爆発させていた。
PCCJ第4戦Mobil 1 Challengeの決勝レース(15周もしくは30分間)は5月4日(水・祝日)10時45分のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第3戦と同じく、プロクラスが#1 近藤、プロアマクラスが#98 IKARI、アマクラスが#10 MOTOKI TAKAMIとなっている。なお、第4戦の決勝レースもポルシェジャパンのtwitterアカウント(@PorscheJP)でライブストリーミング配信される。